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多摩ニュータウン
エステート鶴牧4・5住宅
多摩ニュータウンの課題
計画都市の限界と限界集落化
多摩ニュータウンは、諏訪・永山地区から順次開発が進み、ファミリ一向けの間取りを中心に供給されてきた。
そのため、入居開始から45 年が経過し、入 居者の世代構成に偏りが生じている。 計画当初、賃貸団地では、住み替えによる転出と新しい住民の転入が生じる ものと考えられていたが、子世代の転出が進む一方で、親世代では、団地に住み続ける入居者が多く、特に初期入居地区・では急速に高齢化が進みつつある。 若い世代の少ない地区については、子世代のU ターンなどを誘導し、将来にわ たり多世代によるコミュニティ形成を促進することが課題である。 現時点で高齢化が進んでいない地区においても、今後、同様の問題が発生す ることが想定されることから、多摩ニュータウン全体の課題として対策を行う 必要がある。

私たちがしたいこと
我々の居心地の良い場所をつくる
人口が減って、高齢化が進むのは多摩ニュータウンに限ったことではありません。そうした中で、私たちの街を維持していくには、何よりも、「魅力的な場所」でなくてはなりません。
マンション・団地の内外の住環境の向上は当たり前のことで、そうした取り組みがなければ、現状を維持していくことも難しいでしょう。
大規模修繕は住環境向上の大きなチャンスです。時代に合った良質な住宅性能を目指す良い機会でしょう。しかし、住環境向上への取り組みは、そこに住む住民の意識の共有、場所に対する愛が不可欠なのです。
「意識の共有」などと声高に言ったところで、実際に誰も共感してくれる仲間がいなければ、形にはなりません。
なにより大切なのは、
「ここを自分たちの場所にするぞ!」
という、「郷土愛」に燃える決意の集団となることです。
例えば、埼玉県入間市のジョンソンタウンなどは良い例と言えるでしょう。

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